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「変える」より「慣れる」方が、ずっと楽で効果があるという話

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就活が終わってからの方が、酒を飲む回数が増えちゃいました。ストレスもないのになぜ? FAP療法の「心に聞く」をやって見ると、「変える」より「慣れろ」と言われちゃいました。【撮影地】北海道・上声問

休みの前日に酒を飲みたくなっちゃうのはなぜか

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就職が決まった夜、家族が寝静まった家を出て、近くのコンビニへビールとポテトチップ、柿の種などを買いに行き、書斎で「一人乾杯」をしました。一度きりのはずでしたが、もう一度だけとか、週末だしとかやっているうちに、頻度が増えました。前回にも書きましたが、体は正直で、減り続けた体重が、半月ほどで上昇し始めました。


体重はまだ余裕があるからいいとしても(?)、一番厄介なのは、酒を飲んだ次の日は「不快」が増えること。9月と10月は3連休が3回もあり、決まって3連休前日の夜に酒を無性に飲みたくなり、実際飲んでしまったのです。


中でも印象的だった日がありました。その3連休中の初日は、妻と娘が出かける日でした。要するに次の日の私は、家に一人でフリータイム。就活中は読みたくても読めなかった本や、やりたくても出来なかったことがたくさんありました。その日が来るのをずっと楽しみにしていたくせに、前日の晩に「一人乾杯」をしてしまったのです。


私はいつも娘とともに21時半過ぎに寝て、4時半か5時頃に起きます。しかし「一人乾杯」をした日は、23時半過ぎまで起きていますから、寝る時間が2時間ほどズレます。普段は、寝る前にストレッチを入念にやりますが、酒を飲むと面倒になり、大抵はストレッチをせずに寝てしまいます。朝起きると体がガチガチで「あー、ストレッチやれば良かった!!」と思います。そして酒を飲んだ日はいびきが増えて、心拍数も上がります。夜中にトイレへ行きたくなって目が覚めることもあります。


これだけいろんな悪条件が重なると、必然的に睡眠の質は下がりますので、酒を飲んだ翌日の寝起きは、大抵普段の日よりも「不快」です。

前日の夜に酒を飲むと、翌日の「不快」が増えてしまう

何より困るのは、翌日の「不快」の時間が増えることです。起きる時間がいつもより2時間くらい遅くなりますので、娘が寝ている間にやるはずのバランスログや「心に聞く」が出来なくなります。「快不快」の量を一日のトータルで考えると、明らかに「不快」の方が多いのです。「快」なのは、酒を買いに行って、飲んで寝るまでのせいぜい2時間。それに対して、起きてからお昼頃まで6時間は「不快」が続くのです。


妻と娘がいない「フリータイムの三連休」の前日などは、酒など飲まず、いつも通りにストレッチを済ませて、いつもの時間に娘とともに寝た方が、「快」が増えるのは頭では分かっているのです。しかし、また休みの前日になると酒を飲んでしまい、翌日には「ああ、またやっちまった」という繰り返しになりました。


これはおかしいと思いました。11月からは新しい会社へ出勤しますが、それまでは気楽なバイトの身。7歳の娘はベタベタ甘えてきて可愛いし、妻ともよく会話をしています。家族といる時間は極上の癒やしで「快」。ストレスもないのに、なぜ酒を飲みたくなるのか…。こんな時、FAP療法をやっている人なら、「心に聞く」が一番です。


「心に聞く」をやると「不慣れだから」と返ってきた

「心に聞く」というのは、「心よ」という枕詞を付けた自問自答です。不思議なことに「心よ」という言葉を付けて、自分に聞きたい言葉を唱えるだけで、自分にとっての本音が返ってきます。ただし「心に聞く」を始める前には、充分リラックスしていることが大事です。リラックスせず、頭の中が何かの怒りで一杯であれば、「心よ」を付けたところで、いつもの思考を繰り返すだけになってしまうからです。


私はこのリラックスのために、バランスログを活用しています。バランスログでは、自分の感覚や快不快にひたすら注目しますから、意識が自然と自分へ向き、30分もやっていると心拍数が下がります。


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そして、心拍数が充分に下がったのを自覚した段階で、「心よ、あなたと私の間に邪魔がありますか?」と尋ねます。私の場合は、大抵誰かの顔が浮かんできますから、「心よ、○○さんの邪魔を排除して」と、浮かんだ顔を一つ一つ消していきます。そして顔が浮かばなくなったところで、本題に入ります。

「心よ、どうして昨日は酒を飲んじゃったの? 自分の時間を減らすことが分かっているのに」
「昔の自分に戻っていたから」


意味がよく分かりません。


「心よ、意味がよく分からないんだけど」
「昨日は帰りが遅くて、珍しく外食もして、糖質をたくさん取った。家に帰っても家族は寝ていて一人。そして翌日も一人で時間がある。昔の自分そのモノじゃない?」


う、確かに…。


「どうして昔の自分に戻ると、自分の時間を浪費しちゃうの?」

「今の時間の使い方に不慣れだから。ずっと人に振り回されてきて、その頃の時間の使い方が体に染みついている。だから昔の自分に戻ると、ついその頃の時間の使い方をしちゃう」

「どうしてストレスもないのに、昔の自分に戻っちゃうの?」
「リラックスしていないから。昔は人のネットワークを切るのに酒が必要だった。今は酒を飲まなくてもネットワークを切れるのに、昔に戻っているから、昔と同じ行動をしちゃっただけ」


「心よ、じゃあどうすればいいの?」
「翌日が楽しみな日ほど、いつものルーチンを繰り返せばいいんじゃない?」


かつて「解離持ち」だった私は、頭の中は常に怒りで一杯でした。安静時にも、ストレス物質でまくりの緊張状態。寝ようと思うと、ここ最近の「悔しかったこと」などが頭に浮かんできます。


あの時はこうすれば、この時はこうすれば。あの人はなぜあんなことを…。普通、あんなことするか?


時間が経って忘れかけた怒りが、布団の中でよみがえってきます。大嶋信頼さんは、この状態のことを「他人の脳のネットワークにつながった状態」と表現しました。



私の脳は、寝る段階になっても「他人の無線LAN」へつながった状態で、リラックス出来ませんでした。だから昔は酒を飲んで、そのネットワークを切ろうとしていたようです。


そうか、コンビニへ行く時に感じた解放感。あれは、「他人のネットワーク」を切断できる解放感だったのか…。


こんな感じで「心に聞く」をやると、自問自答しているだけなのに短時間で答えらしきモノが見つかるのです。


「心に聞く」をやってみた結果、「寝る前のいつものルーチン」を外れたとき、昔の自分に戻りやすくなっていることが判明しました。私にとって、「酒で他人のネットワークを切る」という古い習慣が体に染みついているからです。とすれば「明日が楽しみ」という休みの前日こそ、「寝る前のいつものルーチン」をすればいいことが分かりました。

変えなくていい。慣れなさい。

我が家で骨盤を見てくれている整体の先生は、「変わる必要はないから、今の状況に慣れなさい」と繰り返します。


「解離持ち」だった頃の自分は、筋肉が常に緊張状態でこわばっていました。当然眠りも浅く、糖質制限の知識もないから糖質過多でした。イライラしやすい状況にあって、しかもイライラの真の理由も分からず、さらにイライラしていました。でも整体の先生に言わせれば、「低いレベルで安定していた」とのこと。安定していたが故に、体はその時に戻ろうとすると。


FAP療法のおかげで「解離持ち」でなくなった今は、筋肉がとても柔らかくなり、眠りも深くなりました。糖質の知識も付き、血糖値を適性にコントロール出来るようになりました。イライラしづらくなり、イライラしても真の理由を把握できるようになりました。しかし先生に言わせれば、「体のレベルははるかに高くなったけれど、まだその体の使い方に不慣れ」だとのこと。


明日が休みで楽しみなとき、自分の外に刺激を求める必要はなく、静かに「寝る前のいつものルーチン」を行なって脱力すればよかったのです。「良くない習慣を変えよう」と思うと体に力が入りますが、「いつものルーチンに慣れること」だけなら、大分楽です。というワケで、力を抜きながら、この体の使い方に慣れようと思っている今日この頃です。


しかし、「刺激」ではなく「脱力」することになれるというのは、やってみると結構大変です。次回はその辺りを書いてみます。


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