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「今の本音」を隠して頑張っても、いいことなんか何もなかった

L002-00-00013「今の本音」を見つけるソフトを作った理由はただ一つ。私自身が「今の本音」をなくし、相当ヤバイ状況まで追い込まれたからです。【撮影地】北海道・稚内・ノシャップ岬周辺

うつ病秒読み・燃え尽きた私

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毎日すごく忙しい

私は当時、フリーランスのITエンジニア、ライターをしていました。結婚を控えた年、とあるベンチャー企業から、あるソフトウェアの商品化を一緒にやろうと誘いを受け、役員に就任します。

フリーランスで頂いていた仕事も、すべてやめました。ところがベンチャー企業ですから、役員報酬なんて月収5桁(笑)です。妻が公務員(小学校の教師)でなければ、とてもやっていられない状況でした。

そのソフトウェアは、商品化するところまでは順調でした。様々なビジネスプランコンテストなどに出れば入賞するし、補助金をいくつもゲットして開発費を稼ぎ、特許も取りました。

しかし、販売となれば話は全く別でした。「なんでエンジニアのオレが販売まで」と思いながらも、他に売ってくれる人はいません。月収5桁から脱却するため、専門分野でない販売にまで手を伸ばすことになりました。

しかし全く知識も経験もないので、何をするにも時間がかかります。途中から「鬼コーチ」の異名を持つ顧問の先生に教えてもらいましたが、いつもいつも「スピードアップ」と言われる始末。そのベンチャー企業の社長などにも呆れられるくらいのダメッぷりでした。

家庭を犠牲にして頑張る

仕方なく、朝も夜も仕事漬け状態。ともかく時間があれば販売に関する本を読み、販売戦略や戦術を練る毎日。それでも全然時間が足りず、「スピードアップ」を連呼される日々。

しかし私は体力だけは自信がありました。何しろ、義務教育9年間皆勤賞。そのベンチャー企業でも、「本当に風邪とかひかないですよね」と言われ続けていました。

しかし無理は着実に私の体をむしばみ、いろんなきしみが目立つようになっていました。

当時の私の状況

  • 毎日ピリピリしていて、妻に「いつ話しかければいいか分からない」と言われる。
  • 頑張っているのに結果が出ない
  • 周囲の人に説明しても理解してもらえないと感じ、次第に孤立する
  • 周囲への説明不足で、いつも「アイツは何をやっているんだ」と影で言われ、変な会議に呼ばれる
  • 人と議論をしているとき、頭が真っ白になる頻度が増えた
  • 結果が出ず、さらに頑張る


    当時の私の心境は、まさにこの写真そのもの(笑)。精神的に、毎日が本当に寒い寒い状況でした。中でも一番やばかったのは、「議論をすると頭が真っ白になる」という状況です。

    最初の頃は「どうせ話したって理解してもらえないんだから、説明するのが面倒で言葉が出てこないんだろう」と思っていました。しかし、プレゼンなどをしている最中に、次に言うべき言葉をすっかり忘れるなんてことが頻繁に起こるようになりました。

    「頭が真っ白」と言うより、「意識が一瞬飛ぶ」という感じでしょうか。真剣に若年性アルツハイマーか? と思い始めました。

    奇しくも、そのベンチャー企業では、周囲の人が立て続けにウツになり、一人、また一人と戦線を離脱していきます。その状況を見ていると、自分も心配になってきました。

    当時、一人娘はまだとても小さく、ここでオレがウツにでもなったら真剣にヤバイ。しかしここまで10年頑張ってきたのに、こんな状態で辞められるのか…。

    ちなみに、医者に「うつ病」と診断されるラインを超えてしまった人は、回復が著しく遅くなるということを目の当たりにしました。つまり「うつ病のラインを超える前に全力で撤退する」ことが、何よりも大事だと感じました。

    しかし、そんな時に限って、私に願ってもないチャンスが訪れるのです。

    そして爆発

    そういう状態だったのに、自分の作ったソフトが、ある業界にやたらとフィットすることを発見してしまったのです。いつもは私をボロクソに言う顧問の先生が、「確かにこの業界はいける!!」と太鼓判を押してくれました。

    そこまではよかったのですが、顧問の先生というものは「見込が出てくるとさらに宿題を出す」性質があります。

    これを全部来月までにやったら家庭崩壊!!」というレベルの宿題を出され、その数分後に私はついに「全力で撤退」する決断しました。「もう辞めます」と。

    次回


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