FAP療法カウンセラーも太鼓判? 心身の不調が続く人にフリースタイルリブレやFitbit Alta HRをオススメする3つの理由

フリースタイルリブレで血糖値を測り、Fitbit Alta HRで「睡眠の質」を測って問題を切り分けると、復活が大幅に早まることを体感しました。なぜ復活が早まるのか、私の具体例付きでご説明します。【撮影地】北海道・宗谷岬
自分を不必要に責めなくなる
フリースタイルリブレやFitbit Alta HRをオススメする最大の理由はコレです。
ある日、こんな事がありました。普段は糖質制限をしているのに、急にアイスや煎餅などの糖質を取りたくなったのです。フリースタイルリブレを付けている最中だったので、実験がてら食べてみました。
食べたのは、ハーゲンダッツを1カップと、小袋に入った揚げ煎餅4袋です。以前なら「ちょっと少なめのおやつ」だったと思います。
しかし、結果はご覧の通り。アイスと揚げ煎餅4袋で、血糖値が200mg/dl近くまで上がっています。おやつを食べる前の血糖値は、写真に写っている通り77mg/dlでしたから、実に120mg/dlもの血糖値乱高下が発生しています。(ちなみに食前食後で60mg/dlの乱高下があれば大問題と言われます)
ふと、今日の睡眠はどうだったかとFitbit Alta HRのデータを見たら、「深い睡眠」がたった22分しか取れていません。
私の場合、「深い睡眠」が60分を下回る日は、かなり眠い日です。この日はそのさらに3分の1しか「深い睡眠」がないので、強い眠気があってイライラしており、急に糖質を食べたくなったと推察できます。
実は前回FAP療法を受けた際に、私の担当カウンセラーに、この結果を見せて彼女に意見を求めました。すると彼女が、私が漠然と思っていたことズバリを言語化してくれました。そのままご紹介しましょう。
こうして「見える化」すると、自分を不必要に責めなくなるんですよね。結果が出ていないのには、ちゃんと原因があるわけですからね。
さすがは「言葉のイメージを治療に活用するFAP療法のカウンセラー」ですね。言語化能力がハンパじゃありません。
そうなのです。私も、この睡眠データや血糖値データを見ていなかったら、間違いなく自分を責めていたことでしょう。なぜなら、アイスと揚げ煎餅4袋を食べたあとは、猛烈に眠くなってその日の午後が潰れてしまったからです。
まさに「またダメな行動に出ちゃって…」となるところでした。
でもこの日は、このデータを見ていたから、「要するに今日は寝不足なのだから、軽く体を動かして早く寝よう」という別の結論に達しました。その結果が、この翌日のデータです。
結果は一目瞭然。「深い睡眠」が1時間33分と、昨日の6倍も長くなっています。
当然、眠気はほとんどなく、気分がいいので娘と花見に行って、さらに気分が良くなりました。もちろん、この日は血糖値も適正な値に収まっています。
「自分を責める」という行為がいかに無駄かお分かりでしょう。FAP療法の女性カウンセラーが言っていたとおり、「結果が出ていないのはちゃんと原因がある」のです。
そしてフリースタイルリブレやFitbit Alta HRは、「結果が出ていない原因」の一端を、見える化してくれるのです。
無理をしなくなる
睡眠の質を把握していなければ、睡眠の質が悪くて仕事の効率が上がらない日に、「仕事が終わらないから残業して寝るのがまた遅くなる」という最悪のパターンを取っていても気づきません。
しかし睡眠の質をきちんと把握していれば、「今日は早く帰って寝よう」という選択肢を優先できます。
私の例で説明しましょう。
この日の私は、「深い睡眠」が36分しかありませんでした。上にも書いたとおり、私の場合、「深い催眠」が60分を切るとかなり眠気が強くなります。その半分しか「深い睡眠」がなかったのですから、相当眠気の強い日です。
この頃になると、朝の早いうちにFitbitのデータをチェックして、「今日の体調」を把握していました。この日は「相当眠い日」ですから、無理はしない方が無難です。
そしてこの頃になると、バランスログもほぼ完成していましたので、バランスログで「無理はしない前提でその日のスケジュール」を立てました。
昼食後に強い眠気が来たので仮眠を取り、その後も眠気から来る糖質過多に注意しながら、一日を過ごします。それでも一日の最後は眠かったようで、バランスログの「快不快の感覚」欄に、「早く寝たい」と2回も書いていましたね(笑)。
気づくと、下記の本に書かれた技を使えるようになっていました。
疲れやすい人は、1週間ぶんの仕事のスケジュールを計画的に作る
疲れない人は、その日の朝の調子と相談して、1日のスケジュールを組む
なぜ睡眠の質が悪いのか根本的な理由は後回しでも、「今日は無理をしないようにする」ことは出来ます。
逆に言えば、当時の私は「血糖値の乱高下」や「睡眠の質」を把握しておらず、自分の体調が分からないまま毎日を過ごしていたからハードスケジュールとなって、心身が不調になったのだと思います。
フリースタイルリブレやFitbit Alta HRは、無理をしないための重要な情報まで、見える化してくれるのです。
解決が早くなる
例えば、私の場合「議論をすると頭が真っ白になる」という問題を抱えていました。
「頭が真っ白になる」と言っても原因は一つではありません。
FAP療法はホルモン異常(解離)に注目しました。しかし、FAP療法の祖・大嶋さんの下記の本では、ホルモン異常(解離)と睡眠の関係について、このようにも書かれています。
普通の人がこのトラウマの人の解離した“死の恐怖〟の感覚を体験するには、3時間睡眠を1ヶ月間続けてみることである。音に敏感になり、ちょっとの刺激ですぐに激怒するようになる。そして、常に疲れとだるさが消えなくて眠い。やがて“死の恐怖〟が色んな人に結びついて人間関係が次から次へと破壊されていく。“死の恐怖”が常にそこにあるので、何事も落ち着いて判断することが出来なくなりやること成すこと裏目裏目になってしまう。
当時の私は、確かにホルモン異常(解離)がありました。
しかし普通の人でも「3時間睡眠を1ヶ月」続ければ、ホルモン異常(解離)と同じような症状が起きる可能性が高まります。私の場合も、血糖値が乱高下や睡眠の質をもっと早くチェックしておけば、解決が早くなった可能性があると思うのです。原因が異なれば対処方法も異なるからです。
FAP療法を否定しているわけではありません。むしろカウンセリングの際に、血糖値や睡眠データをカウンセラーに見せれば、より有効な助言をもらえるのではないかと思うのです。
ちなみに、私のカウンセラーの場合、最初は必ずこの言葉からスタートします。
「最近はどうですか?」
「ボチボチですね。よくも悪くもありません」
FAP療法の優秀なカウンセラーといえど、この情報だけでは、その人の現状はあまりつかめないでしょう(笑)。
でもフリースタイルリブレやFitbit Alta HRのデータ、そして食事の写真などがあったらどうでしょう。上でも出てきた5月25日付近の私なら、カウンセラーの質問に、こう答えると思います。
「最近はどうですか?」
カウンセラーに質問される一方だった自分が、カウンセラーを質問する側に回っているのに気づきませんか?
無論、カウンセラーは医者ではありませんから、私も医学的な回答を期待しているわけではありません。しかしこうやって「質問」が生まれるということは、インターネットの検索で言えば、「検索すべき用語が分かった状態」です。
ここまで来れば、もう「不安」ではなく、「対処すべき問題」の一つに過ぎません。不用意に自分を責めることもないし、無理をすることもないでしょう。
このページは、かの有名なドラッガーの明言で締めたいと思います。
重要なことは、正しい答えを見つけることではない。正しい問いを探すことである。間違った問いに対する正しい答えほど、危険とはいえないまでも役に立たないものはない。
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