Fitbit Alra HRの睡眠データで、気持ちのいい朝を迎える手順・2018年度版
活動量計「Fitbit Alta HR」は、睡眠データを見るために「同期」という作業が必要です。しかしこの「同期」が結構曲者。ここでは、スムースに「同期」を行なうノウハウを紹介します。【撮影地】北海道・振老
睡眠の質って、起きてすぐに確認したいでしょ?
Fitbit Alta HRは大変使いやすく、設定さえ終われば、本当に「付けているだけ」です。でも、睡眠データを見る場合だけは、「クセ」というか「持病」とでも言いたくなるような部分があります。それが「同期」と呼ばれる作業です。「Fitbit トラブル」で検索をかければ、大半はこの同期に関するページだと思います。
特に我が家のAndroid機は、同期に失敗するケースが多かったのです。(iPhoneでもたまに起こります) ここでは同期をスムースに行なって、気持ちのいい朝を迎えられるノウハウを紹介します。
「睡眠データを見るには同期が必要」と知っていれば、寝覚めはよくなる(実話)
当時の私は、「睡眠の質が見られる」というのでFitbit Alta HRを購入しました。翌朝は当然、睡眠データが気になります。しかし、睡眠データはそう簡単には見られません。当時の私は、その意味がよく分からず、大変目覚めの悪い思いをしました。
理由は簡単で、「睡眠データを見るには同期が必要」ということを知らなかったのです(笑)。ざっくり言えば、「Fitbitには運動データと睡眠データがあり、見る方法が異なる」と言うことです。
上の図でもお分かりの通り、歩数、歩いた距離、心拍数といった「運動データ」は、Fitbit Alta HR本体をポンポンと指で叩けば、簡単に見られます。一方「睡眠データ」は、Fitbit Alta HR本体では全く見られません。スマホを利用してFitbit Alta HRのデータをFitbitのサーバーへ送り、そこで複雑な計算をして睡眠の質を見える化します。そのために、Fitbit Alta HRのデータをサーバーへ送る「同期」という作業が必要なのです。
とにもかくにも、睡眠の質を見るには同期が必要で、我が家のAndroidスマホ2台は、その同期でトラブることがよくあったという話をツラツラと書いています。
Fitbit Alta HRのデータを手動で同期して、スマホで睡眠データを見る手順
Fitbitの名誉のために言っておけば、同期そのモノが出来なかったことは一度もありません。
例えば私はいつも朝4時頃に起きますが、朝6時頃にスマホを見ると、当たり前のように同期作業が終わっていて、睡眠データが表示されています。
問題になるのは、私のように「今朝の睡眠を起きてすぐに見たい」場合だけです。放っておけば必ず同期するくせに、自らの意志で同期させようとすると、しつこいようですが我が家のAndroidスマホ2台は、よく同期に失敗するのです。
しかし、睡眠を目的にFitbit Alta HRを購入した人の場合は、モチベーションを維持するためにも、「今朝の睡眠を起きてすぐに見る」ことは大事です。ここでは、あえて苦難の道を行く(?)、手動同期を行なって睡眠データを確認する方法を紹介します。
手動で同期する方法
ちなみに、この画面写真を撮ったのは我が家のAndroid機です。今日は画面写真を撮るために何度も同期させましたが、百発百中でした。いつもこうだとこんなに長く書く必要がないのに(笑)。
Fitbit Alta HRの睡眠データを、スマホでチェックする
この睡眠データをどのように見るかというのは、また後日書きます。
私自身は、「深い睡眠」の量と、最初の「深い睡眠」の長さを必ずチェックしています。
昨年ベストセラーになった西野精治著「スタンフォード式最高の睡眠」では、眠り始めた直後に訪れる、もっとも深い90分の睡眠(ノンレム睡眠)を「黄金の90分」と呼んでいます。
「最初の90分が眠りのゴールデンタイム」と言われているが、まさに黄金だ。
たとえば、グロースホルモン(成長ホルモン)」が最も多く分泌されるのも、最初のノンレム睡眠が訪れた時。この一番深いノンレム睡眠の質が悪かったり、外部から阻害されたりすると、グロースホルモンは正常に分泌されない。(中略)
逆にいうと、「寝る時間がない」なら、絶対に90分の質を下げてはいけない。
トラブル1。睡眠データが見られない
我が家で起こるトラブルは、ほとんどがこれです。
「すぐに同期」を押しているのに、いつまで経っても睡眠データが表示されない場合です。そしてFitbit Alta HRを使い始めたばかりの頃は、まだ完全に同期が終わっていない状態で、睡眠データを自分で作ってしまい、変な画面を表示させては呆然としていました。
睡眠時間の変更方法は次の章で説明しますので、ここではいつまで待っても同期が行なわれない場合の対処方法を紹介します。
スマホのBluetoothをオンオフする
我が家のAndroid機の場合は、大抵はこの方法で同期が出来ます。Androidでは、Bluetoothのオンオフだけを行なうアプリもたくさんあります。(例えばこちら)。ホーム画面に、これらのアプリをFitbitアプリと並べて置いておくことをオススメします。
スマホのFitbitアプリを、一旦完全に終了してまた起動する
こちらは「念のため」という感じです。Bluetoothのオンオフでも同期できず、Fitbitアプリを終了させたら同期できたと言うことが、過去に何回かはあったような気がしなくもないからです(テキトー)。
Fitbitとスマホの再起動
ここまでやらないと同期が出来ないことは、めったにありません。
ここまでやっても同期が出来ない場合
もはや、放っておくしかありません(笑)。
寝る前にFitbit Alta HR内の全データを同期しておく
これは翌日以降に役立つ技です。Bluetoothのデータ転送速度は非常に遅いため、同期するデータが多くなればなるほど時間がかかり、失敗する可能性が高くなります。私はほぼ毎日、寝る前にFitbit Alta HR内にあるデータを、サーバーへ手動で転送してしまいます。そうすれば、翌朝の同期は短時間で完了するというわけです。
原始的ですが、結構有効な技です。お試し下さい。
トラブル2。睡眠時間が正しく表示されない
Fitbit Alta HRは、「就寝時間」や「起床時間」を自動で取得してくれますが、この時間がずれる場合の対処方法です。
以前は、この問題がよく起きていた気がしますが、最近ではほとんど起こりません。理由はFitbitアプリ側の修正なのか、私が同期作業に慣れたのか、よく分かりません。念のため、こちらも対処方法を紹介しておきます。
なお、Fitbitの仕様として、3時間以上続けて眠らないと睡眠が正しく認識されません。退職直後の私もそうでしたが、3時間以上寝続けられない時期ってありますよね。そういう時は、悲しいことにFitbit Alta HRですら、その睡眠を「なかったもの」とします。6時間くらいは布団にいたはずなのに、後半3時間は無視されている…なんてこともあります。
そんな場合、機械相手に怒りをぶつけても仕方がないので、下記の手順で睡眠時間の修正を行ないます。
睡眠時間の修正をする
Fitbit Alta HRは、自身が取り付けられている腕の動きを検知して、腕が1時間程度動いていない場合に「睡眠を始めた」と認識します。
Help article: 睡眠段階については何を知っておくべきですか?
ここでは、夜間に循環する睡眠段階について説明いたします。
我が家の場合なら、「子供に絵本を読み聞かせしている」時などは、その時間が睡眠時間にカウントされてしまい、あとから修正することがあります。
Fitbit Alta HRの正しい付け方を覚える
Fitbit Alta HRは、睡眠の質の精度向上のために、心拍数を活用しています。そのため、心拍数が正しく測れないと、睡眠の質にも影響が出ます。Webに公開されているマニュアルを一読して、心拍数を正しく測れる取り付け位置を覚えておくとよいでしょう。そして寝る前に、Fitbit Alta HRの取り付け位置を確認してから寝るといいと思います。
Fitbit Alta HRユーザーマニュアル
「寝床でスマホ」は禁止(笑)
もはや、これに尽きますね。前述の通り、Fitbit Alta HRは腕がしばらく動かないと、「睡眠を始めた」と認識します。寝床でスマホをやると、これによる誤認識が劇的に増えます。
逆説的ですが、Fitbit Alta HRで睡眠データを取り始めたら、寝床でスマホをやってみることをオススメします。私の場合、面白いくらいに「黄金の90分」の長さが短くなり、翌日の眠気が激増します(笑)。
様々な本で「寝床でスマホは睡眠の質を悪化させる」と書かれていますが、「本当にそうなんだ」と実感することも大切なステップだともいます。
次回
前回
- 関連記事
-
-
老けて見られる「ありがちな理由」 2019/03/04
-
Fitbit Alra HRの睡眠データで、気持ちのいい朝を迎える手順・2018年度版 2018/06/16
-
Fitbit Alta HRの絶対イライラしない初期設定方法・2018年度版 2018/06/15
-
「今の本音」を最短で見つけたい人に、「Fitbit Alta HR」も勧める理由 2018/06/12
-